北九州市小倉南区で白内障手術を30年以上 医療法人 下川眼科医院

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コンタクトレンズ

近視、遠視、乱視の矯正に非常に便利なコンタクトレンズですが、デリケートな角膜に直接のせて使用するものですから、取扱いには十分な注意が必要です。

コンタクトレンズ装用による角膜内皮細胞への影響

角膜(くろめ)は光を屈折する透明な組織です。5層からなっており、最も内側の角膜内皮はほとんど細胞分裂せず、1度ダメージをうけると回復しません。
この角膜内皮細胞がハードコンタクトレンズの長期装用によって変化が見られる事が報告されるようになりました。
しかし、変化があっても自覚症状がない為、ほとんどの方が現状を知らずに装用を続けています。

より安全に使用していただく為に定期的に検診を受けましょう。

コンタクトレンズによる角膜感染症

レンズケアが的確におこなわれていないと、手指、レンズ洗浄液、保存ケースなどの汚染が原因で、角膜に感染症がおこります。

いったん感染症をおこしてしまうと、治るのに長い期間を要し、結果的にコンタクトを入れられず不自由する事になります。時に、視力障害を残す場合もあります。

装用時間や使用期間を守りレンズのケアをきちんとして、快適なコンタクトレンズライフを送りましょう。

コンタクトレンズのお手入れ方法

ハードでもソフトでも、レンズを扱う前には必ず石けんでよく手を洗います。

ハードレンズ

レンズを手のひらにのせて、洗浄・保存液をそそぎ指のはらで20回こすり洗いし水でよくすすぎます。ケースに洗浄・保存液を入れてレンズを保存します。

ソフトレンズ(洗浄・保存液の種類によっては、取り扱い方が異なります。)

レンズを手のひらにのせて、洗浄液をそそぎ両面を20回こすり洗いし保存液ですすぎます。水はダメです。ケースに保存液を入れてレンズを保存します。

※ケース内の液は毎日かえましょう。
※ケース本体もきれいに洗浄し、よく乾かし3ヶ月毎に新しい物に変えましょう。
※レンズを入れる前にもすすぎをしましょう。